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新宿駅で30代のおっさんが痴漢された話

なんというか、30年以上生きて、おっさん予備軍も佳境を迎えるまでになると、こういうこともあるんだなあ…という虚無に近い感情が芽生えていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

小太りのおっさんに、服越しに乳首をつつかれる

特に当方がイケメンであるとか、細マッチョであるとかそういうことは全くなく、普段は眼鏡をかけたどこにでもいる、うだつの上がらないおっさんなのですが、新宿駅の地下を歩いていたところ、向かいから漫☆画太郎の作品に出てきそうな小太りのオッサンがニヤニヤ顔で近づいてきて、すれ違いざまに乳首をつついて、颯爽と逃げる、という、得難い経験をいたしました。一瞬のことで、羞恥心や嫌悪感などを感じる暇もありませんでしたが、これ、女性諸氏が訴えていらっしゃるように、定期的にやられると思うと確かにうんざりしますね。くたばってくんねーかな。

 

痴漢に関しては自衛すればいいとも言われますが、別に扇情的な格好をしているわけでもなく、普通に半袖短パンサンダルの仕事帰りだったものですから、これ以上どうしろと、という気持ちもあり、また、あれだけ混雑した駅内で防ぎようねーだろ、というのが正直な感想です。このクソ暑い中、ゴミが人のような状況で、リアル東方やらされても困ってしまいます。

 

昔聞いた知人女性の言葉を思い出す

一方で、痴漢被害を考察するいい機会にもなりました。ありがとうおっさん。不幸になれ。

 

10年以上前に、知人女性から聞いたお話ですが、私のようにふって湧いたような痴漢被害は存外に少なく、かなり服装に左右されるというお話でした。知人女性も高校時代制服で電車通学していたころは、よく痴漢被害にあっていたらしいのですが、大学に上がり、私服で通学するようになると、同じ車両を使っても、ぱたっとされなくなったと証言しております。

 

「痴漢に魅力があったのは私ではなく制服の方」

 

自身の魅力が原因で痴漢されてたんじゃねーのかよ、と若干残念そうに解説していた知人のズレっぷりが忘れられませんが、要するに痴漢側はしても、突き出されないようなパーソナリティを狙っているということであり、これはまあ、予想の範疇ではありましたが、実体験を交えて解説されると生々しいものがあったのも事実です。

 

また、痴漢被害を受けたという知人の声は案外多く、今そこにある危機、として娘がいる私自身にとっても他人事ではなくなっているよなぁとしみじみ思います。

 

DJ某の問題とごっちゃにして語られる狂気

一方で、昨今話題になっている、女性DJの問題と同一視されて語られるのもいかがなもんかなあと。ここぞとばかりに面目躍如、これだから男はカスだ、女性の人権無視だ、この国は痴漢が多すぎるんだ、と気炎を上げておられるアカウントをいくつも見ましたが、話が違いすぎるだろ、頭おかしいのか?

 

触られたDJ某の方のショックは計り知れぬものがあり、本当にお気の毒だと思いますし、目前にエッチなねーちゃんがいようと断じて触ってはいけないのは、もうこれ以上ない真実だと思います。真実なのですが、正直に言えば、自身のポリシーで鍵をかけずに外出し、空き巣に入られて警察沙汰になったという印象以上のものが拭えません。ムツゴロウさんだってライオンの檻に手突っ込んで指食われちゃったじゃねーかよ。

 

これを、鍵もかけて外出したのに、スパナで窓ガラス割られて金目の物強奪されたのと同じにされては、たまったもんではないのではないでしょうか。っていうかこういうのこそ、一緒くたにされたことに痴漢被害者怒れよ、と思わなくもないんですが。それとも男叩けたらなんでもいいんでしょうか。また、私のようによくわからない被害を受けた男性のことなど微塵も考慮に入らないだろうなあというのも、昨今の流れから確定的であり、なんか寂しいな、と思わんでもないのですが、ブログのネタにしてるくらいのダメージですから、別にもうなんでもいいです。

 

 

 

 

全体的に活動的な変態が少なくない世の中にややうんざりしますが、お互い頑張って生きていきましょう。