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ベジタリアン団体に囲まれて喧嘩になった話

去年の11月くらいに、死ぬほど寒い中、ベジタリアンの団体に捕まって喧嘩になったので、今日はそんな話を書こうと思う。

 

会社から家に帰る途中、可愛らしいお姉さんに「すみませーん」と呼び止められ、立ち止まると「私たちベジタリアンの団体なんです」と言う。「ちょっとお話いいですか?」と聞かれ、まぁTwitterでも話題になってて、随分馬鹿にされてるけど、確かにどういう人たちなのかよく知らんな、という今思うと本当に無駄なフェアプレイ精神から、話だけ聞いてみることに。

 

 

本当に聞かなきゃ良かった。

 

 

  1. 愛の戦士ベジタリアン

お姉さんに連れられて、ちょっとした道の隅に行くと、そこは団体の皆さんのたむろ場であった。馬鹿でかいモニターから、すげーもの悲しい音楽をBGMに、傷ついたブタや、大量のひよこ-『この後ミンチになります』という字幕つき-の映像が5分くらいのサイズでループされていた。ふむふむ、動物愛護系の方々なのね。

自分を連れてきたお姉さんが、プラスチックでラミネートされた資料を見せながら

 

「お肉を食べ続けることで肝臓がんになる可能性が4.5倍にもなるんです!」と熱弁する。

 

いや、ちょっと待って。そんなもん、塩分取ったら胃がんになりますみたいな話で、いきなり凄いのぶっ込んでくるやん。

 

食べたg数や、食べてない人のデータも資料に無いし、いきなりフェアじゃない議論されて、え~となったので、その辺尋ねてみる。しどろもどろになるおねーさん。

 

 

すると「どうしました~?」とちょっとギャルっぽいニット帽被ったねーちゃん登場。

さっきのお姉さんより押しが強め。「いいからコレ見てよ」と早速ため口で、モニターを指さし「こういうことが色々なところで起こってるんだよ?可哀想じゃない?」と言う。

以下会話抜粋しながら再現

私「可哀想だけれども、僕らも、肉食べないと生きていけないのでは?」

ねーちゃん「生きていけるよ?むしろ肉を食べた方が病気になるんだよ!」

私「論文になってるの?」

ねーちゃん「そんなの知らないけど、そうだよ!

 

(中略:不毛な議論)

 

私「ヴィーガンの方って論文読まない人多いけどなんで?」

ねーちゃん「ヴィーガンじゃないよ!ベジタリアンだよ!」

 

これは、勉強になったのだが彼女たちの中で

ヴィーガンは環境問題の観点から肉食をやめた人たち

動物愛護の観点から肉食をやめた人たちをベジタリアンと呼ぶという。

 

ねーちゃん「牛乳だって飲まなくたって野菜からカルシウム取れるんだよ!」

私「ちなみにどう取れば良いの?」

ねーちゃんほうれん草!

私「牛乳コップ一杯のカルシウム取るのにほうれん草何g取れば良いの?」

ねーちゃん500gくらい!

 

 

毎日食えるわけねえだろ!!!

 

 

ちなみにほうれん草1kgは去年の売値が450~500円だったようです。不経済すぎる(牛乳200mlが大体30~40円)。

 

 

私「カルシウム取るだけなのに、そんなにお金使えないよ(キレ」

ねーちゃん「お金のために動物いじめてもいいの?(涙」

私「動物いじめないために先にこっちが干上がっちゃうよ」

ねーちゃん「じゃあこれからも動物をいじめるんだ。知ってて見てみない振りするのはそういうことだよ(号泣」

 

この論法けっこうずるいよな~、と思いながらも、なんというか悪い人たちではないんだなーという気もした。結構本気で動物愛護の観点で頑張ってるんだな、というのは感じた。

 

でも押しつけないでくれ。

 

 

2.囲まれた!

泣いたところで更に三人目が登場。今度はオーストラリア出身(自称)の兄ちゃん登場。

 

最初のねーちゃん・ニット帽ねーちゃん・白人兄ちゃんの3人に囲まれて議論になる。めっちゃカオス。

 

兄ちゃん「どうしましたか?(めっちゃ流暢)」

私「流石にほうれん草500gはキツいっすよ」

兄ちゃん「でも、動物のことを思えば出来るはずですよ。しないのは、心のどこかで動物のことより自分の快楽を優先しているから、そういうことを言うんだと思います」

 

とにかく動物の愛護優先の姿勢崩さず。うーん…(絶望

 

私「それはわかるけれども、そこまで動物のことを優先できる人ばかりではないと思う。それと、一番最初のおねーさんみたいに、科学的な事実を曲解して伝えるのはやりすぎ」

兄ちゃん「なるほど。そこは確かにそう思います。私たちも反省しなきゃですね」

 

 

意外と話通じる人だ…!(歓喜 

 

兄ちゃん「じゃあ、そういうことで、あなたももう肉食はやめましょう!(食い気味

 

話通じない人だ…!(慟哭

 

じゃあってなんだ、どこにじゃあってなる成分があったんだよ。

このあたりで微妙に恐怖を感じ始める。

 

私「いや…あの…」

 

兄ちゃん「食べるんですか!!!!(キレ

 

かの「梅雨明けたんですか」並の喜怒哀楽でぐいぐい来る兄ちゃん。

 

今までの会話で食べない要素ないでしょ!!!!

 

兄ちゃん「動物が苦しんでるんです!!食べないでください!!!」

 

さっき理屈もちょっと大事にするって言ってたのに…もう半分脅しである。

 

ニット帽ねーちゃん「(クソデカため息)もうこの人、何言っても食べるよ!薄情なヒトなんだよ。言っても無駄だよ、行こう」

 

最終的に、自分が血も涙もない鬼畜みたいなレッテルを貼られ、何も解決・納得できないまま、去って行った。

 

この間約2時間半。普通に怖かった。本当に聞かない方が良かったなあと思いながらてくてく帰路についた。

 

 

The 虚無

 

 

ただ、話してみて思ったのは、ベジタリアンの方々の理念自体は素晴らしいということ。

動物愛護のためにあそこまで頑張れるのは純粋に尊いとは思う。

 

 

けれども、そのやり方をみんながみんな出来るわけではないし、その理念を広げるために科学的に間違った内容を使うのはフェアではないかな、と思う。

 

 

個人的には血液クレンジングなり、ベジタリアンでも自分の幸福度をあげるために・信念に基づくのなら好きにすればいいと思う。だからTwitterで名指しで馬鹿にしているのを見ると、いくらそれが正しい揶揄でも、ちょっともにょっとしてしまう。

 

でも、それを周りに広めたり、強要したりするのは、害悪だという気持ちが新たになった。何はともあれ

 

俺の二時間半返せ


 

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